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【インテリア】黒色のカラー効果とおしゃれに魅せるコツ

スタイリッシュさを演出できる黒色

黒色は非常に使いやすく、手軽に洗練された雰囲気を作ることができる色です。
ファッションで使用をすると引き締め効果があるので、モード系やフォーマルファッションなどでは多く使用をされることがあります。

しかしその半面で使いすぎてしまうと黒のみというインテリアやファッションになってしまいがちですので、かえって洗練されない野暮ったい見た目になってしまうこともあるので注意が必要です。

黒色は、全ての色を塗り重ねていくと最終的にたどり着く色となっています。
絵の具などの画材を数多く混ぜていくとだんだん黒色に近くなっていきますが、これは黒色が光を反射しないことが理由です。

以前世界で最も黒い素材として「ベンタブラック」という素材が開発されたことが伝えられましたが、これは99.6%の光を吸収するという驚異の性能を持っています。

ベンタブラックまでとはいきませんが、黒色にはこうした光を吸収する力があるので、部屋に置いておくことでその空間を縮小させて見せる効果があるのです。

黒をインテリアやファッションに使用する時には、あまり黒だけに頼らないようにするということがポイントになります。

黒を効果的に使うには明度を変える

黒色をインテリアとして用いる場合には、他の色と上手に組み合わせていくということが大切です。

といっても黒は白と同じ「無彩色」で、隣にどの色を置いてもなんとなく雰囲気を作ることができる使いやすい色なので難しく考える必要はありません。

黒を使う時に最も大切にしたいのが「明度」で、これはその品物の素材が持つ「光沢感」にも関係してきます。

同じ黒色でも、ピアノブラックのような輝くような黒色は存在感が強く、あまりにも広い範囲で使用してしまうとやや居心地の悪い空間になってしまいます。

大型壁掛けテレビのようなシアタールームは、都会的でスタイリッシュな印象がある反面で、映像がついていない時はなんとなく居心地の悪い印象になりがちです。

リビングや寝室に黒色を使う時には、他の色に対してのアクセントとして使用するのがおすすめです。
写真立てやボックスキャビネットのように、小さめの家具として光沢感のある黒色を取り入れるとそれだけで洗練された印象になります。

幅広く黒色を用いるなら、ファブリックやカーペットなど光沢感のない「マットブラック」を基調にした方がよいでしょう。

黒色と最も相性がよいのは同じく無彩色の白色ですが、割合が5:5になるとお葬式のような雰囲気になってしまいます。

ですので上手に間にグレーを入れて、トーンを複数交えた部屋づくりをしていくと、黒・白ともに色味を活かした部屋づくりにすることができます。